河合里奈個展《それが何であるかを確かめること》2024.9/21(sat)-9/29(sun)
河合里奈 個展
【それが何であるかを確かめること】
RIna KAWAI Solo Exhibition
-To find out what it is-
会期|2024年9月21日(土) - 9月29日(日)
休廊|9月26日(木)
OPEN | 12:00-18:00
河合里奈は精神と身体の仕組みと構造をテーマに、「視覚的な領域」と「非視覚的な領域」の関係性を追求しています。
彼女の絵画と身体表現は、社会のあらゆる事物を「虚構」と捉え、肉体と精神の狭間でもがく姿を描き出します。
彼女は人間が人間社会の中で必死に生きている様子は、あたかも動物が守るべきものを守ろうとして憑依変容したかのようであると考えます。
内なる精神の混沌と外界の現実が交わる瞬間を捉え、その狭間で生まれるものを鑑賞者と共有し、それが何であるかを確かめること。それが彼女が作品を通して目指すところです。
彼女の作品を通じて、私たちは自身の存在と社会の構造を新たな視点から見つめ直すことができるでしょう。
この機会にぜひご高覧ください。
《無題・詩 (体内の踊る細胞を覗く
バブルする記憶はいつも身体も憶えているのだ
耳をすましてみようよ
怖くなんかないよ)》
和紙にドローイング
H360×W274mm
(2024)
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《踊りの波形》
キャンバスに油彩
H333×W245 mm
(2024)
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《骨の髄と関節の内へ潜る》
ネパール手漉き紙にドローイング
H750×W450mm
(2023)
【河合里奈ステートメント】
私は、近年の考察から「精神と身体の仕組みと構造」をテーマに「視覚的な領域」と「非視覚的な領域」の関係性を追求しながら、絵画と身体表現の作品を発表しています。
絵画や身体表現のメディアを通し、自己の世界(精神と肉体)と物質世界(モノと社会)に垣間見えるものを鑑賞者と共有・体現することを目指しています。
現代社会では今も目まぐるしく経済が動き、世界情勢は刻一刻と変わり、知らず知らずのうちに人々の生活や精神をも脅かしています。
社会のありとあらゆる事物が「虚構」ととらえられ、顕著に視覚化する事は到底不可能にも思えます。
そして自己の意思表明を試みる人間は肉体と精神の狭間でもがくのです。
その際とても曖昧な内的な精神空間と外的社会構造が立ちはだかりますが、
動物の本能的な行動のように人間も同じく時に憑依を見せ変容するのです。
精神は、私たちが纏う身体から離脱する事はできないという因果関係で結ばれており、
その関係は残酷であると同時に悦ばしい事だと考えます。
【プロフィール】
1995 現代美術家 愛知県生まれ
Education
2018 名古屋芸術大学学部卒業(コレクター賞受賞)
2014「ペンランドスクールオブクラフト」短期個人留学
(米国)
Exhibition
2023
「idéal classe」展覧会(名古屋)
「ART NAGOYA 2023」アートフェア (名古屋)
「小説の展覧会」星を見つめる人 ギャラリーヘプタゴン(京都)
2022
個展「確かに存在する今、を咀嚼する」ギャルリhu: (名古屋)
2021
個展「存在のシンソウ」ギャルリhu:(名古屋)
2020
グループ展「Collect」個展「意識ノ断片」ギャルリhu: (名古屋)
バーチャル展覧会IVAE Aicad (マレーシア)
2019
「情の深みと浅さ」(ヤマザキマザック美術館[NCAM あいちトリエンナーレ関連企画])
(名古屋)
「HYBRID BUNKASAKI」(豊田、愛知)壁画
「Antibodies collective」パフォーマンスとコラボ作品展示(名古屋)
2018
「AICAD 2018」ナショナルアートギャラリー(マレーシア)
「BLACK TIKET 2018」グループ展(愛知)
「中日信用金庫名古屋支店」 グループ展(名古屋)
Performance & work
2023
ハポンdeダンス
vol,43 YKOダンス公演プロジェクト(名古屋)
「クリエーション作品」WS石井則仁
Studio Soko(岐阜)
2022
「即興」WS藤條虫丸舞踏合宿 えにし庵(大阪)
Award
2018
名古屋芸術大学卒業制作展「ガラパゴス賞」