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twinkle twinkle little things 2023.9/9(sat)~9/18(mon)

Posted by GALLERY_HEPTAGON at 17:40 日時 2023/08/01

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木版画作家5人展
『twinkle twinkle little things  』

Woodcut Printing  group exhibition  “twinkle twinkle little things” 

会期|2023年9月9日(土) - 9月18日(月/祝)
OPEN | 12:00-18:00
休廊|9/14(木曜日定休)


川端千絵/久木朋子/田村洋子/ 本田このみ/ba-ba woodcut print

「日々の暮らしに埋もれる、きらめく小さな星々を丁寧にすくい上げ、独自の視点で制作を続ける5人の木版画作家による展覧会。

木版画の持つ温かな風合いや力強さ、または透明感のある色彩の美しさを存分に堪能して頂き、皆さまの生活にささやかな安らぎと幸福感をお届けできたらと願っております。

●展覧会オリジナルポートフォリオ(作品集)

●ワークショップ 
木版画の摺実演/テントボックスを作ろう/オリジナルアートパネルを作ろう


●川端千絵 / Chie Kawabata

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『王子様の星』水性木版画 (2015) 820×540mm


日々の暮らしの中で、ふと心に引っかかった物や風景、 出来事からイメージを膨らませて作品を制作しています。 それは単に想像の世界を膨らませるような事では無く、 自分の内に深く潜っていく感覚に近いものです。

 そこから拾い上げるイメージは、私にとってどこか懐かしく、 安らぎを与えてくれるもので、そして非常に個人的なものです。 しかし、私のそんな個人的な作品が、見知らぬどなたかの心に 引っかかる時があり、それがとてもおもしろく、 愛おしく感じながら作品を作っています。

 日本の伝統木版画の代表的な技法であるぼかし刷りと、 現代技法であるニスを版に塗布して独特のテクスチャーを 刷り取る技法や木版凹版技法を取り混ぜて制作しています。

・・・

1974年 京都府生まれ
1998年 京都精華大学美術学部造形学科版画専攻卒業

2000年 京都精華大学大学院美術研究科造形専攻版画分野終了
 
1997年 第49回京展<紫賞受賞>(京都市美術館 / 京都)
2002年 第2回山本鼎版画大賞展<佳賞受賞>           (山本鼎記念館 / 長野)

2003年 京都府美術工芸新鋭選抜展 第55回京展  <市長賞受賞> (京都市美術館 / 京都)
       日本・ブルガリア国際版画展 <奨励賞受賞>      (京都市美術館別館 / 京都)

2005年 新鋭美術選抜展 (京都市美術館 / 京都)
2012年 個展「隣り合う物語」(ギャラリー恵風/ 京都)      (T-BOXギャラリー/ 東京)
2015年 個展「星に住む人」(ギャラリー恵風/ 京都)      (T-BOXギャラリー/ 東京)
2017年 個展「MY HOME」(ギャラリー恵風/ 京都)
2021年 アワガミ国際ミニプリント展2021 大賞受賞             個展「window」(ギャラリー恵風/ 京都)

 

現在、京都を中心に作品発表を続けながら、 大学やカルチャーセンター、小学校等で美術の指導を精力的に 行っている。


●久木朋子 / Tomoko Kyuki

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『雪宿り』多色摺水性木版画(2022) 380×550mm 


山登りや里山生活の中で出会った自然をモチーフに、生き物たちのつながりや季節の移り変わりなど自然の循環をテーマに多色摺木版画を制作しています。
色数分の版木を彫り、バレンで摺重ねていく、昔ながらの手作業の多色摺木版画は、たくさんの生き物たちを楽しく鮮やかに表現するぴったりの方法だと思っています。

・・・

1970年  和歌山県生まれ

1993年  京都教育大学教育学部特修美術科卒業
2000年より独学で多色摺木版画制作を始める
2005年  日本版画協会版画展出品(2015年まで)
2010年  ヒマラヤ・エベレスト街道取材
2016年  ツール・ド・モンブラン取材
2018年  CWAJ現代版画展出品
2019年  フィンランドのラップランド取材

ホクレン、大阪信用金庫、JA共済などの 企業カレンダーに作品提供
札幌、盛岡、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、 神戸、広島、高松、福岡などで個展開催

兵庫県三田市在住


●田村洋子 / Hiroko Tamura
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『レモンの上で。』水性木版画 (2022) (155×160mm)


自宅の庭で育てた植物や野菜、身の回りの風景などがモチーフとしてよく作品に登場します。 植物たちの成長を間近に感じてパワーをもらいながら、その力強い生命力や美しさ、不思議さを表現できればと思っております。

 近年では新たに彫り進み版画にも挑戦しています。水性木版画特有の淡い色の重なりを楽しんでいただけますと幸いです。


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1985 奈良県生駒市生まれ
2010 京都精華大学 芸術学部 メディア造形学科版画コース卒業
2011~2016 , 2018 , 2020~2022 ( gallery morning / 京都 ) 2017 「Food」 ( 美容室 Bouclettes / 大阪 ) ▪グループ展 2015  「 新鋭木版画作家展 」( ギャラリー恵風 / 京都) ( 同’17,19,21,23)
2017  「 わが心のふるさと四人展 」展 ( 阪神梅田本店 / 大阪 )
2018  「 夕紅の四色葉」 4人展( 京都大丸 / 京都 )                      田村洋子・本田このみ二人展( 伊東屋 銀座本店 / 東京 )( 同’19,20,23 )
2018年1月より2年間、華道一派、未生流の月刊誌『未生』の 表紙デザインを担当。
2018年4月~2021年3月、朝日放送テレビ『朝だ!生です旅サラダ』 のスタジオセットに作品を提供。
2019  「 珠玉の風景四人展 」( 阪神梅田本店 / 大阪 )
2021  木版画で彩る日本の四季展( 丸善日本橋店 / 東京 )(同’22)        
          イレブンガールズアートコレクション( ヒルトピアアートスクエア / 東京 )
   
二人展「 柔らかな日常  」( 京都大丸 / 京都 )  
2022『 演画・中の島ブルースII 』( gallery morning / 京都 )  

他多数


●本田このみ / Konomi Honda

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『氷山の一角』水性多色木版画 (2014) (940×715mm)


作品制作は私にとって時々書き留める日記のようなものです。
「ここから見た風景がキレイだったよ。」
「この色とこの色の組み合わせ、よくない?」
「今日ちょっと眠たいんだよね。」
小さな出来事を作品にのせて、見ていただいた方の新しい発見になったり、息抜きになったり… 少し気持ちが豊かになるような、作品を作っていきたいと思っています。
 制作技法として水性多色木版画を選んでいます。木版画の持つ柔らかな色彩や「彫り」と「摺り」という作業を経ることで出る独特の手作業の味が面白く、「版」という媒体を通して制作するからこその「思い通りにはいかない、少し自分とは距離のある表現」がとても魅力的です。
日々のちょっとした出来事を伝えるには、それくらいの軽さ(距離感)もちょうど良いのかなと、このコンセプトを書きながら思いました。

 

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1987年 兵庫県生まれ。

2010年 京都精華大学芸術学部メディア造形学科版画コース卒業。 関西を中心に個展やグループ展にて発表を続ける一方で、2012年から2017年まで貼り箱専門BOX&NEEDLEに勤務し、独立後も様々な パッケージデザイン、パターンデザインなどを手がける。 現在は関西を中心に木版画教室なども開催している。

2012-2015、2017、2019-2021 ギャラリーモーニング(京都)
2013-2015、2017、2019 BOX&NEEDLE(東京)
2016 
ソーイングギャラリー(大阪)
2017 bgmギャラリー(京都)
2020 マチマチ書店(京都)


2013〜 BOX&NEEDLEオリジナルペーパー デザイン 2021  六甲山上シェアオフィス「ROKKONOMAD」 ロゴ担当
2021〜 KAKOGAWA RIVERSIDE FITNESS FESTA  ポスターイラスト担当


● ba​-ba woodcut print/​バーバウッドカットプリント​​​​​
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『マーガレット』単色木版画・コラージュ (2018) (333×333mm)
 

出産後、子育てをしながら子どもの服を縫ったり編み物をしたり、その延長で木版画を再開することになりました。散歩の中で見つけた花や季節の花、記憶を喚起する花などをモチーフに、模様のような花の絵を作っています。
日々の生活の中で何かを作ることは私にとって生きることそのものなのだと改めて実感しています。

 私の木版画は小さな版がひとつと墨1色で摺りあがります。このシンプルな方法は当時、まだ幼い子どもと生活しながら見つけた知恵でした。小さな版画を並べるとテキスタイルの模様のようにつながり、広がり、その画面からはまた別のカタチを発見することができます。 

 

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1981年京都府に生まれる

2004年京都精華大学芸術学部造形学科版画コース卒業
2006年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了
 大学では木版画と紙造形を専攻し、卒業後は講師のかたわら個展やグループ展で発表してきた。
出産後、娘の寝る間に始めた木版画でba-ba Woodcut printとして活動再開し、2021年にオンラインショップを立ち上げる。
展覧会での発表は今回が初めてとなる。 

 

 


ポートフォリオ「twinkle twinkle little things」
展覧会と同じタイトルで、参加作家によるオリジナルの小作品集を出版いたします。
作家1点ずつ計5作品を収録し、作品を収める箱も作家によるオリジナルです。
【部数 】限定5セット 
【価格】未定

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●ワークショップ

▶木版画の摺実演
10cm 程度の4色刷りの木版画の摺りを実演します。希望者には最後の1 版の摺りを体験 していただき出来上がったものをお持ち帰りいただきます。
【日時 】9 月10 日(日)13 時~16 時 
【参加費】無料
【講師】久木 朋子
【定員】先着30 名

※予約不要
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▶テントボックスを作ろう
こちらで用意した木版画の紙を使って、テントの形をした紙箱を作ります。ちょっとした小物入れに最適です。
【日時 】9 月16 日(土) 
①13 時~ 15 時 
②15 時半~ 17 時半
【講師】本田このみ・田村洋子
【参加費】3,500 円
【定員】各5 名(要予約・小学生高学年から参加OK)

ご予約はこちら>>
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 ▶木版画でオリジナルアートパネルを作ろう
木版画で彫られたサンプルの版を自由に刷り重ねて、小さなアートパネルを作ります。 完成したアートパネルはお部屋に簡単に飾って頂けます。
【日時 】9 月17 日(日) 
①13 時~ 14 時半 
②15 時~ 16 時半
【講師】川端千絵・ba-ba woodcut print
【参加費】3,500 円
【定員】各5 名(要予約・小学生以上から参加OK)

ご予約はこちら>>
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 ※いずれのワークショップも持ち物は特にありません。汚れても良い服装でお越しください。
 ※ご予約は上記メールフォームからお申し込みください。
ギャラリーからの返信をもって予約完了とします。