畑中圭介展 -THIS IS LUCKY!!- 2023.7/22~7/30
畑中圭介展
『This is LUCKY!!』
Keisuke LUCKY Hatanaka solo Exhibition
会期|2023年7月22日(土) - 7月30日(日)
休廊|7月27日(木曜日定休)
OPEN | 12:00-18:00
常滑で工房を構え、作陶するLUCKYこと畑中圭介。
自らの作品のシリーズ名を「パステルオリベ」と名付けているとおり、桃山時代の茶人・古田織部をリスペクトしもしも織部に会うことができたら「こんなのどうですか?」と尋ねてみたいという思いが制作の根底にあります。
織部といえば、利休の静謐さとは対照的な「破調の美」が想起されるでしょう。
LUCKYの陶作品をみると、形は伸びやかにゆらぎ、アシンメトリーであったり、スピード感のあるドローイングのような絵付けが施されています。
ポップなモチーフにカラフルな色調は、今の世のリアリティやユーモアを纏って生き生きと脈動しているかのよう。
オブジェは紙の工作のような勢いと軽妙さで、遊んではいるけれど破綻することなく、凜とした美しさを湛えています。
またLUCKYの代名詞ともいえる料理を盛る器にもストーリーがあります。
陶芸研究所へ通っていた頃から前後して知人の料理屋でも働いた経験を持つLUCKY。
料理と器の関係についての感覚を身につけ、料理を盛って活きる面白みに夢中になりました。その経験が作品の重要な要素のひとつとなっています。
煮付けの大きさ、そもそも魚の大きさを知らないと使いよい器も作れません。
「器から離れられないのは使う楽しさを知っているから」
卒業後も数年はその料理店で働いたが自らの器にその精神が息づいたのはその時期があってこそといえるでしょう。
今も使ってくれているレストランなどはどんな風に作品が活かされてれているか、可能な限り足を運んで自身の眼で見ることにしているとのこと。
そんな誠実な姿勢もまた新たな作品への創作の鍵になっています。
幼少の頃から図工も得意で絵を描くのが大好き。
好きなものに導かれるままに進んだ道の要所要所でその後の道を開くような人と出会ってきました。
彼自身自然と今の制作スタイルに到達し、まさに自分は「幸運【LUCKY】だったと思う」と語ります。
見る人も使う人も幸せになるような「LUCKY」の世界を存分にお楽しみいただけましたら幸いです。
【畑中圭介 プロフィール】
1977 4月27日生まれる
1995 愛知県立名南工業高等学校機械科卒業
1999 常滑市立陶芸研究所
1999 常滑焼き物散歩道内の工房にて独立
2002 常滑市観光プラザ内 Gallery CERAにて初個展
2018 常滑市多屋町に工房移転
現在 個展、グループ展、workshopを中心に活動中
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